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は じ め に
これからの企業・団体の経営環境は、労働人口の減少やワーカーの高齢化、心身不調者の増加などに大きな影響を受けることが予想されます。
また、オフィスは今や、企業・団体にとって「働く場の供給」という意味だけでなく、経営を左右する投資対象として考える時代を迎え、アジアをはじめ、世界各国との競争力強化という背景から見ても急務の課題となっています。
こうした課題を解決し、日本経済に活力を与え社会的な良質な資産を構築するために、今後は、ワーカーの健康増進になる環境整備、知的生産性の向上などによる既存のオフィスビル(ストックビル)の品質向上が社会的に期待されます。
知的生産性の向上によるナレッジエコノミーの活性化が求められるなかで、知識社会に適合するワークプレイス(空間と環境)を提供することは、建築分野の責務と言えます。
これに対応し、知的生産性向上に資する課題を解決するため、産官学民の協働により分野横断的な研究を行うため、平成19年度より「知的生産性研究委員会」を組織し、続く平成25年度からは、研究委員会名称を「スマートウェルネスオフィス研究委員会」として、中小規模のストックビルを対象に、蓄積された研究成果を活用し知的生産性向上によるビルの品質向上に関する研究に取り組んでいます。
このページでは、その研究活動の成果の一部をご紹介しています。
ぜひ、ご自身のオフィスの評価や改修などにご活用ください。