トップページ > DECC > シンポジウム(平成23年12月東京・平成24年1月大阪実施)の質問と回答

DECC-非住宅建築物の環境関連データベース

DECCに基づく業務用建築物の夏季節電実態(速報)および冬季節電方策に関するシンポジウム(平成23年12月東京、平成24年1月大阪にて実施)の質問に対する回答



ご質問一覧(東京会場)

  1. No.01 「デマンド制御とは」どのようなものでしょうか。
  2. No.02 来年も、「昨年の夏季温度と想定した場合」、節電目標は達成できますか。また、新たに講じる対策があれば、教えてください。
  3. No.03 日建設計における空調の節電対策として、なにが最も効果的でしたか。今後望ましい空調設備について、熱源など、どうお考えですか。
  4. No.04 日建設計さんの話の中で、750ルクスを300ルクスにしても問題がない。とのことで継続しようとの話のようだが、今後設計仕様としては300ルクスになるのでしょうか。
  5. No.05 空調の容量の設計の話で、設計段階で減らそうという動きがあるが、どうか。

ご質問一覧(大阪会場)

  1. No.06 「DECCに基づく…に関する提言」の中で、各建物の消費電力分析項目にばらつきがある。例えば、空気搬送の項目の有無がある。また、大規模事業所(蓄熱あり)の消費電力が蓄熱なしの大規模事業所より多すぎるように思う。
    ところで、DECCでは空調負荷の時間別・日別・月別データは公開されているのでしょうか。
  2. No.07 夜間の24時間換気運転とエネルギー消費をどのように考えますか。
  3. No.08 周波数変換設備(103万kw)交直変換設備等の増加は無理ですか。節電効果のみの発表が多かった。トータル的な省資源化に努める必要あり。例えば、パチンコなどの休日への増加等を進める。自販機停止を強制的に実施してはどうか。
  4. No.09 照明学会のオフイス照度基準(推奨値)は750ルクスでは明るいと思われる。省エネ、節電の点から見直すべきと考える。貴団体からも学会に働きかけてほしい。


回答一覧(東京会場)

No.01 「デマンド制御とは」どのようなものでしょうか。
回 答 デマンド制御装置は簡単に言えば、冷房負荷が要求されても、システムの制御により抑えることによって電力消費量を抑えるようなものです。
No.02 来年も、「昨年の夏季温度と想定した場合」、節電目標は達成できますか。また、新たに講じる対策があれば、教えてください。
回 答 冷房の節電よりも、照明の節電効果が大きかったと思う。そういった意味では今年よりも節電効果が若干落ちるかもしれません。
No.03 日建設計における空調の節電対策として、なにが最も効果的でしたか。今後望ましい空調設備について、熱源など、どうお考えですか。
回 答 東京のビルの空調は12パ−セントしかないので昼間の空調はあまり節電できない。それは夜間蓄熱を行っているためです。
空調の設定温度を28度としましたが、熱いという人が出てきています。
今後のぞましい空調設備ですが、すまい手の意識が非常に重要と思います。すまい手がどのようなものを求めているのか、省エネルギーがギリギリのものを求めていればそういうものを設計していきますし、負荷価値の高いものに住みたいと思っていればそういうものを設計していきたい。すまい手の目指すものを探りながら設計していきたい。
No.04 日建設計さんの話の中で、750ルクスを300ルクスにしても問題がない。とのことで継続しようとの話のようだが、今後設計仕様としては300ルクスになるのでしょうか。
回 答 アメリカのアシュレーでも照明を5ワット/m2にしようというような動きもあるので、今すぐに300ルクスにはならないかもしれないが、そんなにかからずになると思われる。設計者としては300ルクスで十分と考えている。
ただし、テナントニーズとしては借り手がいなくなることもあるのでいきなり300ルクスということでは難しいかもしれない。
No.05 空調の容量の設計の話で、設計段階で減らそうという動きがあるが、どうか。
回 答 空調の熱源容量は以前調べたことがあるが、北海道から九州まで、ほとんどがm2あたり200ワットという数値が多くほぼ固定値となっている。エネルギー会社が自社ビルで省エネルギーを達成しているところもあるが、なかなか冷えない、温まらないということでクレームが多くなかなか難しい状況である。

回答一覧(大阪会場)

No.06 「DECCに基づく…に関する提言」の中で、各建物の消費電力分析項目にばらつきがある。例えば、空気搬送の項目の有無がある。また、大規模事業所(蓄熱あり)の消費電力が蓄熱なしの大規模事業所より多すぎるように思う。
ところで、DECCでは空調負荷の時間別・日別・月別データは公開されているのでしょうか。
回 答 ここでご紹介したデータは実例に基づくものです。建物によりBEMSの計測項目、集計方法も異なりますので、分析項目にもばらつきがあります。
公開の件ですが、現在、時間別・日別のエネルギー消費量に関するデータは公開しておりません。建物が特定されないような公開方法の検討と、BEMSデータの精査を行っているところです。
No.07 夜間の24時間換気運転とエネルギー消費をどのように考えますか。
回 答 外気負荷は空調用のエネルギー消費量を大きく左右しますので慎重な検討が必要です。在室者や汚染源が無い状況での換気は、再検討すべきです。
No.08 周波数変換設備(103万kw)交直変換設備等の増加は無理ですか。節電効果のみの発表が多かった。トータル的な省資源化に努める必要あり。例えば、パチンコなどの休日への増加等を進める。自販機停止を強制的に実施してはどうか。
回 答 南北に長い日本列島の地理的条件を考えると、東西電力の融通の幅を広げることは極めて重要です。日本としてエネルギー的にどう効率的な国土を建設していくかという基本計画レベルで検討されるべき内容だと思います。
試算の結果でも、営業日の分散や営業時間の変更などの社会的対応は、ピーク抑制にも効果が高いことが分かっています。緊急時にはこのような社会的対応も含めた柔軟な対応が重要です。
自動販売機は夏のピーク時は冷蔵機能を停止、また加温にもヒートポンプを用いるものが登場し省エネ化が進んでいます。しかし数が多く全体としての消費量が多いことに変わりはありませんので、ピークの時間帯に限って停止するといった対応は効果があると考えます。強制するかどうかは社会的に合意する必要があろうかと思います。
No.09 照明学会のオフイス照度基準(推奨値)は750ルクスでは明るいと思われる。省エネ、節電の点から見直すべきと考える。貴団体からも学会に働きかけてほしい。
回 答 推奨値の750lxは、本来500〜1000lx平均を意味しており、最低基準を示したものではありません。またJIS旧基準では300〜750lx、労働安全衛生規則上でも、精密作業で300lx以上、普通作業では150lx以上が基準と各種基準が混在しており、過大なケースも多く見受けられます。真に必要な照度を検討し、適切な照明計画がなされるよう働きかけていきたいと思います。

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